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モニターアーム対応診断

「VESA対応」と書かれていても、実際に取り付けられるとは限りません。ネジ穴の間隔、重量、天板の厚み、天板の裏側の形状という4つの関門をすべて通る必要があるためです。 このツールは、お使いのディスプレイとデスクの条件から、その4つを順に判定します。 iMacのように購入時の選択が後から変えられない機種もあるため、買う前の確認にもお使いください。

Step 1

取り付けたいディスプレイを選ぶ

取り付けたいディスプレイを選ぶと、アームに取り付けられるかを判定します。

VESA規格とApple製品の対応早見表

VESA規格とは、モニター背面のネジ穴の間隔を定めた国際標準規格です。 24インチ前後では100×100mmが最も普及しており、市場のモニターアームのほとんどが対応しています。 一方、32インチ以上で使われる200×200mm以上になると、デスク用アームの選択肢は大きく減ります。

VESA規格と、デスク用アームの対応範囲

規格デスク用アーム画面サイズの目安ネジ補足
75×75mmMIS-D対応が多い24インチ以下の小型〜中型M4小型モニターでよく使われます。多くのモニターアームが100×100mmと合わせて対応しています。
100×100mmMIS-D対応が多い24インチ前後を中心に最も普及M4最も普及している規格です。市場のモニターアームのほとんどが対応しています。
200×100mmMIS-E対応が多い20インチ後半〜32インチクラスM4横長の配置が特徴です。対応するアームは100×100mmより少なくなります。
200×200mmMIS-F選択肢が限られる32インチ以上の大型M6一般的なデスク用モニターアームでは対応しないことが多く、大型向けの製品か変換アダプタが必要です。
300×300mmMIS-F選択肢が限られる40インチ以上の大型・テレビM6〜M8デスク用アームの守備範囲を超えます。壁掛け金具やテレビスタンドが前提になります。
400×400mmMIS-F選択肢が限られる43インチ以上のテレビM6〜M8デスク用アームでは扱えません。大型ディスプレイ用の壁掛け金具が必要です。

Apple製ディスプレイ・iMacの構成別の対応

機種・構成アーム取付重量購入後の変更
iMac 24インチ(標準モデル・スタンド付き)取り付け不可4.5kg購入後は変更不可
iMac 24インチ(VESAマウントアダプタ搭載モデル)100×100mm4.48kg購入後は変更不可
Studio Display(傾きを調整できるスタンド)取り付け不可6.3kgApple Storeでの交換について要確認
Studio Display(傾きと高さを調整できるスタンド)取り付け不可7.7kgApple Storeでの交換について要確認
Studio Display(VESAマウントアダプタ)100×100mm5.5kgApple Storeでの交換について要確認
Pro Display XDR要確認100×100mm7.48kg別売アダプタで対応可

iMacはスタンド付きで購入すると、後からVESAマウントアダプタに変更することができません。 アームで使う可能性があるなら、購入時にVESAマウントアダプタ搭載モデルを選ぶ必要があります。 仕様は変更されることがあるため、購入前にApple公式でご確認ください。

取り付け方式と、デスク側の条件

アーム側とモニター側の条件が揃っても、デスクに取り付けられなければ意味がありません。 最も一般的なクランプ式が対応する天板の厚みは1085mm程度ですが、これは製品ごとに異なります。天板の裏側に梁や引き出しがある場合も要注意です。

クランプ式

対応する天板の厚み:1085mm

天板の端を挟み込んで固定する、最も一般的な方式です。穴を開ける必要がなく、賃貸でも使えます。

必要な条件

  • 天板の奥行きに、アームの土台を置くだけの余裕があること
  • 天板の裏側が平らで、挟み込む位置に梁や引き出しがないこと
  • 天板の厚みが製品の対応範囲に収まっていること

注意点

  • 対応する厚みは製品ごとに違います。一般的には10〜85mm程度ですが、購入前に必ず確認してください。
  • 天板が薄い、または柔らかい素材の場合、挟み込む力で凹むことがあります。当て板を挟むと保護できます。
  • 壁にぴったり付けたデスクだと、背面のクランプを回す作業がしづらくなります。

グロメット式(穴あけ固定)

天板に開けた穴にボルトを通して固定する方式です。クランプ式より強固で、天板の端の形状に左右されません。

必要な条件

  • 天板に穴を開けられること(賃貸の備え付け家具では難しい場合があります)
  • 配線用の穴がすでにある場合は、その穴を利用できることも

注意点

  • 一度開けた穴は元に戻せません。位置をよく検討してから作業してください。
  • 天板の端が丸みを帯びている、厚みが均一でないなど、クランプ式が使えない場合の選択肢になります。

自立スタンド型

天板に固定せず、重い台座で自立させる方式です。天板を傷つけず、ガラス天板などにも置けます。

必要な条件

  • 台座を置くぶんの奥行きがあること

注意点

  • 天板の上の面積を占有します。奥行きの狭いデスクだと圧迫感が出ます。
  • 固定していないため、大きく動かす使い方には向きません。

壁掛け

壁に金具を取り付ける方式です。デスク上の空間を完全に空けられます。

必要な条件

  • 壁の下地(柱)の位置を特定できること
  • 賃貸の場合は、穴を開ける許可があること

注意点

  • 石膏ボードだけに固定すると、重量に耐えられず落下する危険があります。下地を必ず確認してください。
  • 一度取り付けると位置の変更が難しくなります。

画面サイズ別・重量とVESA規格の目安

画面サイズ重量の目安必要な耐荷重よく使われるVESA規格
21〜22インチ23.5kg5kg以上
75×75mm100×100mm
23〜24インチ2.54.5kg6kg以上
100×100mm
27インチ3.56.5kg9kg以上
100×100mm
31〜32インチ59kg12kg以上
100×100mm200×100mm
34インチ(ウルトラワイド)610kg13kg以上
100×100mm200×100mm
38〜40インチ(ウルトラワイド)814kg19kg以上
100×100mm200×100mm200×200mm
43インチ以上1020kg26kg以上
200×200mm300×300mm400×400mm

必要な耐荷重は、実際の重量に1.3倍の余裕を掛けた値です。上限ぎりぎりで選ぶと、経年でガススプリングが弱ったときに画面が下がってくることがあります。 重量とVESA規格は製品ごとに異なるため、必ずお使いのモニターの仕様をご確認ください。

取り付け前に見落としやすい4つのこと

iMacは購入時に決めたら、後から変えられない

iMac 24インチ(標準モデル・スタンド付き)を買ってしまうと、後からVESAマウントアダプタに変更する方法がありません。VESAマウントアダプタアップグレードキットは、スタンドが付いているiMacには使用できないためです。iMac Proでは後付けのキットでVESA化できましたが、24インチiMacでは購入時の選択がそのまま確定します。アームで使う可能性が少しでもあるなら、購入時にVESAマウントアダプタ搭載モデルを選んでください。

Studio Displayは構成によって重量が変わる

同じStudio Displayでも、VESAマウントアダプタ構成が5.5kgなのに対し、傾きと高さを調整できるスタンド構成は7.7kgあります。スタンド付きの構成にはそもそもVESAのネジ穴がないため、アームで使うならVESAマウントアダプタ構成を選ぶ必要があります。

耐荷重は実重量の1.3倍を目安に

ガススプリング式のアームは、上限ぎりぎりの重量で使い続けると、経年でバネが弱ったときに画面が少しずつ下がってきます。実重量の1.3倍程度を目安に耐荷重を選ぶと安心です。逆に一部の製品には耐荷重の下限もあり、軽すぎるモニターだと勝手に上がってしまうこともあります。

ネジ穴があっても、背面の形が邪魔をする

VESAのネジ穴があっても、背面が曲面だったり、ネジ穴が窪んだ位置にあると、アームの金具が干渉して取り付けられないことがあります。この場合はスペーサーや延長プレートで解決できますが、金具が後ろに伸びるぶん重心も後ろに動くため、耐荷重にはより余裕が必要になります。

デスク環境をまとめて整えるなら

モニターを何台つなげるか、必要なドックは何かを知りたい場合や、 デスク環境の予算配分から考えたい場合は、それぞれ専用のツールをご用意しています。

よくある質問

iMacはモニターアームに取り付けられますか?

購入時に「VESAマウントアダプタ搭載iMac」を選んでいれば取り付けられます。スタンド付きの標準モデルを購入した場合は取り付けられません。VESAマウントアダプタアップグレードキットはスタンドが付いているiMacには使用できないため、後からVESA化する方法がないためです。iMac Proでは後付けのキットでVESA化できましたが、24インチiMacでは購入時の選択がそのまま確定します。アームで使う可能性が少しでもあるなら、購入時にVESAモデルを選んでください。

Studio Displayはアームに付けられますか?

VESAマウントアダプタ構成を選んでいれば、100×100mmのマウントに取り付けられます。傾きを調整できるスタンド、傾きと高さを調整できるスタンドの構成にはVESAのネジ穴がありません。スタンド部はディスプレイに組み込まれているため自分では交換できませんが、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダで交換できるとする情報もあります。構成を変えたい場合はAppleに直接確認するのが確実です。

VESA規格のサイズはどうやって調べますか?

モニター背面にある4つのネジ穴の、中心から中心までの距離を定規で測ってください。横100mm・縦100mmなら100×100mmです。24インチ前後のモニターでは100×100mmが最も普及しており、市場のモニターアームのほとんどが対応しています。32インチ以上になると200×100mmや200×200mmが使われることがあり、対応するアームが限られてきます。

耐荷重はモニターの重量ぴったりで大丈夫ですか?

余裕を持たせることをおすすめします。ガススプリング式のアームは、上限ぎりぎりの重量で使い続けると、経年でバネが弱ったときに画面が少しずつ下がってくることがあります。実重量の1.3倍程度を目安に耐荷重を選ぶと安心です。なお一部の製品には耐荷重の下限もあり、軽すぎるモニターだと勝手に上がってしまうことがあります。

クランプ式とグロメット式はどちらを選ぶべきですか?

穴を開けたくない、賃貸で備え付けのデスクを使っているといった場合はクランプ式です。天板の端を挟むだけなので設置も簡単です。一方、天板の端が丸い、裏側に梁や引き出しがあってクランプを挟めない、といった場合はグロメット式が選択肢になります。グロメット式は天板に穴を開けるため元に戻せませんが、固定は強固です。多くの製品は両方の取り付け金具が同梱されています。

天板が薄いデスクでもクランプ式は使えますか?

一般的なクランプは10mm程度から対応しますが、薄い天板や柔らかい素材では、締め付ける力で天板が凹んだり、たわんだりすることがあります。クランプと天板の間に補強プレートや当て板を挟むと、圧力が分散されて傷みにくくなります。重量のあるモニターを載せる場合は、アーム側の耐荷重だけでなくデスク側が耐えられるかも考えてください。

モニターの背面が湾曲していて、アームが付きません

VESAのネジ穴があっても、背面が曲面だったり、ネジ穴が窪んだ位置にあると、アームの金具が干渉して取り付けられないことがあります。この場合はスペーサー(隙間を埋める部品)や、延長用の変換プレートを挟むことで解決できる場合があります。ただし金具が後ろに伸びるぶん重心も後ろに動くため、耐荷重にはより余裕を見てください。

主な参照元

Apple製品の仕様は公式情報をもとに2026年8月16日時点で整理したものです。 モニターアームの耐荷重や対応する天板の厚みは製品ごとに異なるため、購入前に必ず製品ページでご確認ください。 取り付け作業は自己責任で行い、不安がある場合は販売店やメーカーにご相談ください。