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iCloud+ vs 外付けSSD 損益分岐シミュレーター

クラウドストレージは毎月払い続けるもの、外付けSSDは一度払えば終わるものです。つまりどちらが安いかは、何年使うかによって必ずどこかで逆転します。 このツールは、契約中(または検討中)のプランと使用年数を入れると、支払総額の比較と、何ヶ月で逆転するかを表示します。

任意

どのプランが必要か分からない場合

写真の枚数や動画の分数から、必要な容量とプランを逆算できます。すでにプランが決まっている場合は、このまま下へ進んでください。

Step 1

契約中(または検討中)のプランを選ぶ

プランを選ぶと、損益分岐点がここに表示されます。

「固定プランの比較記事」では判断できない理由

クラウドと外付けストレージを比較する記事は数多くありますが、その多くは「3年使った場合」「200GBプランの場合」といった、書き手が設定した1つのシナリオで計算されています。

しかしこの比較の答えは、使用年数とプランの組み合わせで完全に変わります。たとえばiCloud+ 50GBを3年使っても支払総額は5,400円で、500GBのSSD(相場6,000円〜)にすら届きません。一方でiCloud+ 2TBなら、1年でSSDの価格帯に並びます。同じ「クラウド vs SSD」でも、結論は正反対になります。

自分の契約プランと、実際に使い続けるつもりの年数を入れて計算しないと意味がない、というのがこのツールを作った理由です。

判断を分ける3つのポイント

1. 手間を続けられるか

クラウドは設定さえすれば自動で同期されます。外付けSSDは、自分で接続してファイルをコピーする作業が毎回発生します。金額の計算上はSSDが安くても、その手間が続かなければバックアップは実質存在しないことになります。過去に外付けHDDを買ったまま使わなくなった経験がある人は、その点を差し引いて考えてください。

2. データを失うリスクをどちらに置くか

クラウドは端末が壊れても、紛失してもデータが残ります。一方で外付けSSDは手元にある物理的な機器なので、落下・水濡れ・災害で失う可能性があり、SSD自体にも寿命があります。買い切りだから安いという計算をする場合も、数年後に買い替えが発生する前提で見たほうが実態に近くなります。

3. 料金は改定される

クラウドの月額は固定ではありません。実際にiCloud+は2024年8月と2026年7月の2回にわたって値上げされています。10年使う前提で計算する場合、その間に料金が上がる可能性は現実的に考慮すべきです。逆に外付けSSDは、購入後に価格が変わっても支払い済みの金額は変わりません。長期になるほど、この不確実性の差は無視できなくなります。

そもそも何GB必要なのか

プランを比べる前に、自分に必要な容量が分からないという場合も多いはずです。目安となるファイルサイズは次のとおりです。

  • 写真(HEIF形式):1枚あたり約1.5MB
  • 動画(フルHD / 30fps):1分あたり約60MB
  • 動画(4K / 30fps):1分あたり約170MB。60fpsなら約400MB
  • 動画(ProRes 4K):1分あたり約6GB

目立つのはProResです。ProResは1分で約6GBと、4K動画のさらに35倍近い容量を消費します。30分撮っただけで180GBに達するため、Proモデルでこの形式を使う場合は、クラウドの契約容量では現実的に追いつきません。外付けSSDが前提になります。

逆に写真だけであれば、3万枚撮っても約45GBです。写真中心の使い方なら、思っているより小さいプランで足ります。上のツールでは、枚数と分数を入れると必要容量とプランを逆算できます。

なお、これらのファイルサイズはAppleが公式に単一の数値として公表しているものではなく、一般的な目安です。実際のサイズは撮影モードや被写体によって変動します。

クラウド料金と、同容量SSD相場の早見表

上のツールで計算に使っている料金データを、そのまま一覧にしたものです。SSDの金額は特定商品の販売価格ではなく、その容量帯の製品が一般的に流通している範囲の目安です。

iCloud+(Apple)の料金と、同容量のSSD相場

プラン月額年あたり3年の総額同容量のSSD相場
iCloud+ 50GB¥150¥1,800¥5,400外付けSSD 500GB¥6,000¥12,000
iCloud+ 200GB¥450¥5,400¥16,200外付けSSD 500GB¥6,000¥12,000
iCloud+ 2TB¥1,500¥18,000¥54,000外付けSSD 2TB¥16,000¥32,000
iCloud+ 6TB¥4,500¥54,000¥162,000外付けSSD 8TB¥60,000¥120,000
iCloud+ 12TB¥9,000¥108,000¥324,000外付けSSD 8TB × 2台¥120,000¥240,000

Google Oneの料金と、同容量のSSD相場

プラン月額年あたり3年の総額同容量のSSD相場
Google One Basic 100GB¥290¥2,900年払い適用時¥8,700外付けSSD 500GB¥6,000¥12,000
Google AI Plus 400GB¥725¥7,250年払い適用時¥21,750外付けSSD 500GB¥6,000¥12,000
Google AI Plus 2TB¥1,450¥14,500年払い適用時¥43,500外付けSSD 2TB¥16,000¥32,000
Google AI Pro 5TB¥2,900¥29,000年払い適用時¥87,000外付けSSD 8TB¥60,000¥120,000

Dropboxの料金と、同容量のSSD相場

プラン月額年あたり3年の総額同容量のSSD相場
Dropbox Plus 2TB¥1,500¥14,400年払い適用時¥43,200外付けSSD 2TB¥16,000¥32,000

結論:多くの人にとっては「併用」が正解になりやすい

どちらか一方に決める必要はありません。両者はそもそも役割が違うからです。クラウドは「日々増えるデータを自動で守る仕組み」、外付けSSDは「容量を圧迫する過去のデータを安く退避させる置き場」です。

現実的な運用は、日常的に使う写真やバックアップはクラウドに任せつつ、数年前の写真や編集済みの動画素材といった「もう見返さないが消せないデータ」をSSDに移すという形です。これによりクラウドの契約容量を1段階下げられれば、月額の差がそのまま浮きます。たとえばiCloud+を2TB(月1,500円)から200GB(月450円)に落とせれば、年間12,600円の差になります。

加えて、重要なデータを1か所だけに置かないという点でも、併用は安全側の選択です。クラウドもSSDも、それぞれ単独では失う可能性がゼロではありません。

よくある質問

iCloud+と外付けSSD、どちらが安いですか?

使う期間によって逆転します。たとえばiCloud+ 200GB(月額450円)は年間5,400円で、1TBの外付けSSD(相場9,000円〜18,000円)の価格に追いつくのはおよそ20ヶ月〜40ヶ月後です。これより長く使うなら支払総額ではSSDが有利になります。ただしSSDは自分で接続してコピーする手間がかかり、故障や紛失でデータを失うリスクもあるため、金額だけで決められるものではありません。

iCloud+の料金はいくらですか?

2026年8月時点のApple公式の料金は、50GBが月額150円、200GBが月額450円、2TBが月額1,500円、6TBが月額4,500円、12TBが月額9,000円です(いずれも税込)。すべてのプランで最大5人の家族と容量を共有できるため、家族で1契約を分け合えば1人あたりの負担は下がります。無料で使える5GBのプランに料金は発生しません。

外付けSSDにiPhoneの写真をそのまま保存できますか?

手動での書き出しは可能ですが、写真アプリのライブラリをそのままSSDに置くことはできません。iPhone 15以降はUSB-C接続のため外付けSSDを直接つなげますが、ファイルアプリ経由で自分でコピーする作業が必要です。この手間を毎回続けられるかが、SSD運用が続くかどうかの分かれ目になります。自動で同期してほしい場合はクラウドのほうが向いています。

クラウドと外付けSSD、どちらか一方に決めるべきですか?

併用が最も現実的です。役割が違うためです。日常的に増える写真やバックアップは自動同期されるクラウドに任せ、容量を圧迫する過去の写真や動画、編集済みの素材はSSDに退避させる、という使い分けであれば、クラウドの契約容量を小さく抑えたまま保存容量を確保できます。データを1か所だけに置かないという意味でも、安全性が上がります。

外付けSSDは何年くらい使えますか?

使い方によりますが、永久に使えるものではありません。SSDには書き込み回数の上限があり、経年で劣化します。また落下や水濡れ、災害による物理的な破損のリスクもあります。買い切りだから安いという計算をする場合も、数年後に買い替えが発生する前提で考えたほうが実態に近くなります。重要なデータは、SSD1台だけに保存しない運用をおすすめします。

写真や動画は1件あたり何GBくらいですか?

目安として、HEIF形式の写真は1枚あたり約1.5MB、フルHD動画は1分あたり約60MB、4K動画(30fps)は1分あたり約170MB、60fpsなら約400MBです。突出して大きいのがProRes 4Kで、1分あたり約6GBに達します。写真だけなら3万枚撮っても約45GBに収まりますが、ProResを30分撮ると約180GBになります。実際のサイズは撮影設定や被写体によって変動するため、目安としてお考えください。

外付けSSDは1台あれば十分ですか?

重要なデータを預けるなら、1台では不十分という考え方があります。SSDが故障した時点でデータが失われるためです。クラウドは事業者側で自動的に複製が保持されているため、同等の安全性でコストを比較するなら、SSDは2台(バックアップ用を含む)で計算するのが公平です。本ツールにはその前提で計算するオプションを用意しています。オンにすると、当然ながら損益分岐点は倍近く後ろにずれます。

掲載されている金額は正確ですか?

各社の料金は公式ページで確認した2026年8月時点のものです。なおGoogle Oneは公式ページにプロモーション価格が表示されることがありますが、本ツールでは長期の試算に使うため、プロモーション終了後の通常価格を採用しています。外付けSSDの金額は特定商品の販売価格ではなく、その容量帯の製品が一般的に流通している価格帯の目安で、セールや在庫状況によって変動します。またクラウドサービスの料金は改定されることがあり、実際にiCloud+は2024年と2026年に値上げされています。契約前には必ず公式サイトで最新の金額をご確認ください。

出典と注意事項

料金はいずれも各社の公式ページで確認したものです(確認日:)。Google Oneの料金は、公式ページに表示されるプロモーション価格ではなく、プロモーション終了後の通常価格を採用しています。

外付けSSDの金額は特定商品の販売価格ではなく、その容量帯の製品が一般的に流通している価格帯の目安です。実勢価格はセールや在庫状況、為替によって変動します。

クラウドサービスの料金は改定されることがあります。長期の試算は、現在の料金が維持された場合の目安としてご利用ください。

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